組織にとって対立は悪ではない。
対立することで色々な意見が発声するし、鎬を削りあってブラッシュアップされる。
むしろ対立を避けることを優先し過ぎると組織は弱り果てていく。
・・・という理屈がある。
まあ、分かる。事なかれ主義ではその場しのぎにしかならないのだろう。
ただ、難しいのは対立のさせ方だろう。
対立自体は悪ではないとしても、その形式がこじれてしまうとチームは崩壊してしまう。
チームを良くするための行為のはずが致命傷に繋がり得る。
例えば意見の対立がお互いの人格の否定などに及んでしまうと破滅的だろう(-_-;)
成長するために対立構造は重要な要素だが、使い方を誤るとゲームオーバーの劇薬。
特に日本人は対立をうまく扱うことが苦手とされている。
意見の対立と人格の対立を切り離して考えられない人が多い。
全国民の性格を知っている訳ではないが、恐らくこれは当てはまる可能性が高い。
学校教育の中では、自分の意見を主張せずに全体の和を保つことが美徳される傾向にあるからだ。
(教師もめんどくさいだろうしね・・・とか言うと怒られるだろうか)
だから練習する必要がある。
対立構造で仕事を進化させるための練習。
何も準備しないままに対立させてしまうと簡単に崩壊するから。
それくらい我々社会人の対立リテラシーは育っていないのが現状だ。
①対立時にルールを決めておく
②互いの人格を否定するための対立ではないと断っておく
③終わった後に元の関係に戻るためのケアを怠らない
④突発的にではなく計画的に発生させる
・・・このくらいは最低限のルールとして用意しておくべきだろう。
しっかり準備してから対立させないと只の喧嘩になりますからね(^^;)
そのためには人と環境の準備をしておかないとならないのです。
雨降って地固まる
その雨を待っていては駄目なのですよ。しっかりと用意しておく。
正直に言わせてもらうと僕は対立が大嫌い(^^;)
めんどくさいし疲れるしプライドが傷つくこともあるし・・・
まあでも、そう思うこと自体が対立のための準備不足なのでしょうね。
プライドが傷つくって・・・ねぇ。仕事に関係ないですし(笑)
自分の意見が受け入れられないのも経験ですよね。