最近、本の要約サイトをよく利用している。
気になる本の概要を知ることが出来るのは便利だし、色々とザッピングして今まで手に取ることの無かった本に出合えて実に良い。
ポイントはお手軽さだと思います(^^♪
時間的にも費用的にも低コストで色々な情報をお試しできるのが便利。
学生時代は図書館を利用していたが、WEBサイトの良い所として『情報の絞り込みが楽』というメリットは中々に手放しがたい。
図書館は図書館で普段手に取ることが無いであろう情報をもたらしてくれるので良い物ではありますけどね。
ただ何事もそうだと思うんですが、メリットは享受しつつもデメリットも認識しておかねばならない。
NARUTOで言うところの仙人モード的な話だ。
仙術チャクラを取り込む時は動けないから、静と動で役割分担する。
要約サイトのデメリットとしては下記が挙げられると思う。
・著者とは別の人のフィルターを通して伝わる
・細かなニュアンスを端折った情報であるということ
著者本人が要約している例もあるが多くは別人である。
つまり本来の意味とは少し変わった形になっているかもしれない。
仮に要約者にその意図が無かったとしても、文章をアウトプットする時にはどうしても自分の色が出てしまうものですからね(^^;)
そしてもう一つは当然だが省略された内容であるということ。
著者が伝えるために活用する細かなニュアンスとか繰り返し表現が割愛されているため、読み手の受け取り方に依存する割合が大きくなっているのは間違いない。
個人的には要約サイトを利用する時には自分の中で反芻する作業が大事だと思う。
・・・と、要約サイトには上記のデメリットがあると思います。
ただ読むだけに終始していては要約サイトを活用しきれない、って言いたいだけですね(笑)
『結局、情報の価値は使い手次第だからな』
というニュアンスの台詞がハンターハンターにあったと思うけど、かなり好きなセリフです(^^♪
ただ、それはさておき要約サイトで嫌いなワードがある。
『詳しく知りたい方は本書を手に取ってみてほしい』的な文言である。
さっき上の方でも述べましたが、要約サイトが本来の内容を網羅できていないことは百も承知であるが、それはそれとして要約者がその言葉を使ってしまうのはナンセンスではなかろうか?
要約サイトの性質上、どうしても削らなければいけない情報があるのは分かる。
それでも『その本のエッセンスを要約の場で伝えきる気概』が必要であろう。
だから、要約者自身が「本書を見てね」っていうのは本末転倒ではないか。
逃げのワードではないかと感じてしまいイラっとする。
無料のサイトならいざ知らず、僕が活用しているのは有料サイトだ。
プロとしてのスタンスというものを崩してはならない・・・というかそれが読者に対する作法ではないだろうか?
まあ、僕の性格もたいがい捻じれてしまっているので変なことを言っているかもしれないけれども(-_-;)
最近、自分で自分に課した言論統制のせいで『変なことを言ってしまわないように気を付ける病』にかかっていて自分でも嫌になる。
なので会社の中で発言することに怯えてしまっている自分がいる・・・。
変な自分でも受け入れてもらえる自信が必要だ。勉強しよう!