頼まれたら断れない・・・というのは性格というか何というか。
立場的に完璧に断ることの出来ない立場にある。
例えば顧客の依頼を正当な理由もなく断れるはずもない。
結果、他人の思い付きによって仕事は無限に増えていく。
じゃあ増えた仕事を分配すれば良いじゃん、となる。
・・・が、僕の感覚で言うと『仕事を振る先がない』。
「自分と同等以上に忙しそう」とか「そもそもこいつ仕事できない」とか思い至る。
十分に仕事しているのに「もっとサービス残業してよ」とも言いにくい、というかそんなことを他人に押し付けるのは間違っている気がする。
でも、僕の体は一つしかない。
これでは駄目だと思うんですが、いつまでたってもこの状況から抜け出せない。
今思えば僕より前から係長とか課長をやっていた人も同じ状況にあったと思う。
そして辞めていく。降格したいと言い出す。
働き方改革の矛盾。
残業を減らせ、有休を消化させろ、ワークライフバランスを高く保て。
決まりだけが先行して具体的な対抗策が何も充実していない。
結局、残業代とか特に気にしなくていい連中に仕事が溜まる。
一部の人間のワークライフバランスが圧倒的に悪くなる。
うちの会社の悪い所として仕事のやり方は個人任せな所がある。
仕事を下にぶん投げて後はよろしくっていうスタンス。
ワークライフバランスを改善する方法とか下りてこない。
相談してもはぐらかされる。つまりは『自己責任で勝手にやってろ』である。
主任とか係長に昇格した後も何のフォローもない。辞令を渡されるだけ。
何か管理する立場の仕事のやり方とか指導があっても良いんじゃないか思う。
もちろん自分でも勉強はする。でもそれだけでは効果が薄い。
全体に対して学習させないとマネジメントが浸透しないのだ。理解されにくい。
僕は思うんだが、マネジメントというのは受取り手の教養も必要だ。
『ああ、この人はマネジメントをやろうとしているんだな』と理解されなくてはならない。
会社という組織にマネジメントを機能させるための土台が必要だと思うのだ。
特定の個人だけが卓越したマネジメント能力を身に着けたとしても「豚に真珠」という訳だ。
・・・と、思うのだがこれもまた理解されない。
(そもそも自分が正しいことを言っている保証もないから別にいいけど)
何度か上に対してマネジメント教育の導入を意見してみたことがあるんですが『資格を取りたい人は補助しますよ』っていう制度が出来ただけだ。
結局は個人の意思に任せるスタンスだ。
別にやり方次第では費用は抑えられますし、最初は希望者に対してだけ実施っていうのも手段だと思うんですが、駄目みたいですね。
社員の能力を上げたくない
っていう考えが上層部にある気がしないでもない。
個々人の発言力とかリテラシーが発達してしまえば浮き彫りになることもある。
都合の良い奴隷社員もいなくなってしまうかもしれない。
・・・まあ結果として、仕事を大きく担っていた社員が順繰りに辞めていっているので現状のままでは間違いなく駄目だと思うんですけどね(^^;)
"仕事に対する意識"の平均レベルを上げる。
リテラシーを成長させる。言語を能力として持たない者に教育が出来ないのと同じ。
ある一定以上の意識を備えていない社員にマネジメントは出来ない。
だから僕は絶対に今の会社ではマネージャーになりたくない(-_-;)
正直、今のマネージャー補佐という立場でさえも嫌である。
現在のマネージャーはカリスマ性と言うか存在感がある。格がある。
実際に実力もありますしね。
彼だからこそ何とかギリギリの所で成り立っている。
リテラシーを持たない者にも通用するスキルがあるわけです。
それが無い者。持たざる者。僕みたいな雑魚。
そんな人には理論こそが必要で、そのためには周囲の理解が必要だと思う。
というのも短絡的すぎる思考だろうか?