一旦落ち着けーーー。
入社して間もなく3か月の新卒の後輩。
右も左も分からないのは百も承知。
そんな彼を優しく導いていくのは上司として以前に人生の先輩としての使命だろう。
しかし新人が来るたびに思いますが教育って難しい。
十人十色の課題があるものでバリエーションの豊かさに舌を巻く(^^;)
今度の新人は開き直り系の不遜な後輩だ。
『新人なので何も分かりませんが文句ありますか??』
とでも言わんばかりの態度だ。
いや、決して口に出して生意気なわけではない。
ただ、態度から明らかにやる気が無いし努力も見えにくい。
出来ないことは上司が尻ぬぐうんだよバカ野郎、的な有様に苛立つ。
ここはガツンと言ってやるとするか!!
いや、一旦落ち着けーーー。
・・・そう。大切なのは自分のイライラを晴らすことではない。
彼の人としての成長を促すために行動しなくてはならない。
仮に怒るとしたら正しく立ち直りやすいように。
本人の駄目な所を自覚できるように諭してあげなくてはいけない。
感情的になるようなことがあってはならない。
僕は感情的に叱って部下を壊している現場を目撃してきたのだ。
考え無しにその姿勢を真似てはいけないのだ。
(そうされることこそが成長につながる人もいると思うけどね)
大切なのは『考えること』だ。
如何に部下のことを思いやって指導するのか。
どうすれば部下のためになるのか??
そこの考え方に自信を持てないままに叱ってはいけないと思う。
何を一番に伝えるべきで、どのような言葉を使えば効果的かを吟味して、そして相手の反応を元に反省して次の指導に繋げる。
部下への指導もPDCAで進化しなくてはいけない。
感情的に𠮟りつけるだけでは愛情が足りない。
相手のことを想うのならば真剣に考えるべきだ。
長くなり過ぎないように、渾身の言葉を贈ること。
・・・これって結構な名言じゃないか??
それとも俺は社会の当たり前にようやくたどり着けたのか?