仕事をしていてハメられたな、と思うことがある。
良い意味でなら歓迎だが、今回のテーマは悪い意味でだ。
具体的に言うなら"騙された"って奴だ。
『一杯喰わされたな』とも言う。
奴らは初め弱者を装う。
かわいそうな僕達。助けてもらえない哀れな被害者。
立場上の理由で見殺しにはできないので義務感から助けの手を差し伸べたら、それはもう黄色信号だった・・・というのはよくある話。
いつの間にか船にのせられて本来ならしなくても良いようなサービスをさせられて、他の組織も巻き込んで勝手にスケジュールを組まれて、今更断れないような状況を作られて、人件費も費用も搾り取られて報酬は無し。
1回や2回なら『そんなこともあるよな』ともなるかもしれないが、奴らはエスカレートしていく。
『前はやってくれたじゃないですか!』『そこを何とか助けると思って!』『頼れる人がいないんです!』
・・・困ったことに、彼らは弱者を装うのに全く抵抗がない。
『自分、知識が無くて本当に申し訳ないんですが』とか言っている奴は本当にヤバイ。
おんぶにだっこのコバンザメ精神が染みついていると思った方が良い。
こいつはオオカミ少年だからまともに取り合ってはいけない、と我に返っても無駄。
『あなたの会社にクレームを入れますが良いですか??』
最後にたどり着くのは脅迫。
そして無慈悲に執り行われる担当者の交代。
新たな担当者にも同じように繰り返される悲劇。
(ちなみに僕の時点で二人目でした。)
基本的に僕は性善説の立場でいたいと思っていますが、奴らは本当に存在する。
一見、気弱そうで軟弱で少しかわいそうな人。
気を付けてください。その人は悪魔の可能性が高い。
まともな人はビジネスの時にそのような情けない姿は見せない。
自信を持って毅然とした対応を心掛けるのが常識だ。
あえて見せてくるということは、そのスタイルを利用する気だと思ったほうが良い。
言ってみればぶりっ子のようなものだ。悪質なぶりっ子だ。処世術なのだ。
もしかしたら経験則からくる無自覚な生き方なのかもしれないね。
だとしたら自分が悪だと気づいていないドス黒い存在である。
・・・まあ、特定の人物のことを頭に浮かべて書いたので偏っているかもしれない。
かなり性格の悪い考え方だと自分でも思う。しかしそうならざるを得ない。
自衛のために必要な考え方だと気づいたのだ。
僕は胸を張って生きていく。