仕事が終わらないので年末年始も出勤する
今までは疑問に思っていなかったが、冷静に考えたら意味不明だ。
そもそも終わらない仕事の量が異常であり、それを解消するために従業員である僕が身を挺して働かなくてはならない意味が分からない。
全く納期を考慮せずに仕事を取ってきて、しかも納期が守れなければ理不尽に怒るだけの営業が無能なだけという事実に目を瞑っていた。
何故ならその営業が上司だからである。
上司に逆らうと社内での地位が危うくなるかもしれない。
ひいては賃金に悪影響を及ぼしかねない。
だから自分の実の内で収まるなら我慢しよう。
ゴミみたいな考えである。腐っている。
僕は上司に対して従うことを美徳としていた。
そうしなきゃ自分の給料が守れないと感じていた。
・・・何と貧弱な考え方であろうか。
狂った上司には従うしかない、と決めつけていた。
お金の供給が途絶えてしまうことは怖い。
会社から支給される賃金がなくなると生活できない。
それは事実だが、賃金を人質にバカみたいにこき使われるのも下らない話だ。
逆にこれだけ逼迫した状況なのであれば、自分の存在を人質として会社と交渉することも考えるべきではないだろうか。
正直、他の会社でも働いていける自信は全然ある。
わざわざ弱者として会社に忠誠を誓う意味も分からない。
交渉が駄目ならそのまま会社を辞めてしまえば良いだけである。
今の会社にしがみつくことを大前提に物事を考えているから視野が非常に狭くなっていた。
年末年始に心と体をしっかりと休めることでようやく人並みに機能を回復出来てきたようである。
嫌になったから辞める。
では短絡的だし稚拙だし自分の価値を放り捨てるだけなので勿体ない。
戦略的に自分を手札として使うべきなのではないだろうか。
・・・という話。