通背拳は遠距離攻撃ができない。
その前提で話を進めさせていただく。
何故ならチンミが実戦で使わないからだ。
この記事における遠距離攻撃の定義とは、通背拳でぶっ放した気功を直接触れずに叩きつけることを指す。
1.例外ケースについて
通背拳による遠距離攻撃をご存じでない⁉
と言われてしまわないように例外ケースを明らかにしておこう。
①水に対して通背拳をぶつけて衝撃波を飛ばす
VSソウビ戦にて発動。
水面に対して通背拳を放つことで超威力の水鉄砲を放って見せた。
短時間ながら装備をK.o.する程の威力を持つ。
ただし、この通背拳は水に触れて水に対して放っているため、直接接触と考える。
故にこれは通背拳が遠距離に対して放たれた物とはカウントしない。
ボルに対しても滝を利用した通背拳を放っているが同じ理由でノーカウント。
②壁越しの通背拳
言わずと知れた通背拳の基本特性。
壁を貫通して気功を叩きつけることができる。
とは言え、これも壁に直接触れて気功を流し、壁のすぐ側にいる敵に対して放たれた技である。
壁から距離のある敵を倒しているなら話は変わってくるが、本記事における遠距離攻撃の定義からは外れる。
掌、あるいはその他の接触物を介さずに通背拳を叩きつけられないかを論じたい。
2.なぜ通背拳は遠距離から放てない??
初めに述べた通り。通背拳に遠距離攻撃はできない前提だ。
何故ならチンミが実戦で使用しないからだ。
直接接触なら大抵の敵は一撃K.O.出来るほどの気功の塊を放つ大技なのに、それを遠距離から放ってもかなりの効果が期待できそうなものである。
しかしチンミは通背拳を非接触では打たない。
何故だろうか??
距離が開いてしまうと非効率的だから、に他ならないのだろうが・・・
掌から気功を放つまでは良いとして、
放った後は大気に霧散されてしまう性質がありそうである。
だから非接触で放つと途端に攻撃性能が落ちるのではないだろうか?
そうなると壁越し通背拳が少し危うくなってしまうが・・・
敵は常に壁にぴったりとくっついているとは限らないし。
掌から放つというフォーム故に、通背拳で放たれる気候はベクトルが直進ではないのかもしれない。
またはある程度の硬度がないと拡散されてしまうのだろう。
距離が開いてしまうとそよ風程度の威力しか発揮できないのだろう。
かめはめ波のように便利な技とはいかないわけだ。
そもそも通背拳はチンミが体格不足を補うための技である。
それ故にリーチは短いながらも超強力な一撃を放てる通背拳を身に着けたわけだ。
通背拳は遠距離からも強力な一撃がかませるぜ!!となるとコンセプトが崩れる(笑)
3.通背拳はチンミだからこそ使いこなせる
通背拳はかなりロマン技に寄っている。
リーチが短い。発動後は体力をかなり持っていかれる。
フォームが独特(発動が見切られやすい)。
一方向に突進する系の技だから方向転換に弱い。
どうやったら当てられるんだよ・・・
と思わずにはいられないデメリットが沢山ある(^^;)
スタミナがあってすばっしこくて3次元に高いレベルでの機動力を持ったチンミだからこそ、相手の隙をついて放つことができる大技だろう。
通背拳は習得の難度もさることながら、実戦で活かすほうが遥かに難しそうな技である。
遠距離で使えなくともしょうがない。
4.チンミ世界の気功は遠距離攻撃が出来ない?
・・・とも言い切れないから困ったことである(^^;)
しかもチンミ自身が遠距離で気功を放っているから始末に置けない(笑)
お察しの通り・・・雷神である。VSオウドウ戦。
いきなり掌から衝撃波が飛び出してオウドウを襲うのです・・・。
空気中で霧散なんて全くしていない。
実はこの1シーンにかなり苦しめられた。
気功が大気中でも真っ直ぐ飛んでいくなら通背拳だって行けるんじゃないの?
と思わずにはいられない。
が、ここでは下記理由を以てして納得することにした。
①この時は雷神の効能で気力が数倍に高まっていた。
⇒つまり、気功の物量で空気の拡散という特性をごり押しで無視した理論。
②雷神は点穴に触れさえすればOK!
⇒強い力は不要。点穴に触れたら相手をK.O.するのだ!
だからこの時の遠距離の威力は大したことなかったのだ。
なんという理論武装・・・。勝った(^^♪
以上です。
チンミには基本的に遠距離攻撃は不可能なのでした。