バガボンドが好きです。
バチバチする剣劇も好きですが、僕は剣を通した哲学的な側面も好きです。
瞑想とか好きだからマッチする所がありますよね(^^♪
でも、バガボンドって後半が結構叩かれがちなんです・・・
農業編が不評みたいですね~(^^;)
あんまりバトルが無いからかなぁ??
僕は好きですけどね。
農業を通して武蔵が四苦八苦する姿はこれまでの戦いとはまた違った苦しみであり、精神的な進歩が丁寧に描かれていると思います。
それにビジネス的にも応用できそうな心構えが散見されますよね(*^^*)
大体は秀作っておじいさんが発言しています。
田んぼのことは田んぼに聞け。
よく見ている者には答えを教えてくれる。
田んぼのことを部下とか人間関係のように見ると、
『ああ、納得・・・』って思うことが多々あります。
人間関係に困らされるのなら、その人間関係をじっくり観察してみること。
課題を知りたいなら実際にその人間関係に踏み入ってみること。
本を読んだりインターネットで調べるだけでは絶対に得られない情報がそこには確かにありますよね(^^♪
まあ、秀作さんはその人間関係に苦心しているんですけどね(^^;)
田んぼ相手にはうまく立ち回れるけれど、その喜びを共有する人がいないみたい。
世の中には『化け物かよ・・・』って思うような勘の良さを見せてくれる人がいますが、彼らはきっとそのことに対して深い観察眼を持っているのでしょうね。
高い質で多くの時間をかけて観察しているからこそ、常人では思い至らないような勘の良さを発揮するんじゃないかな。
ちなみに武蔵が「農業を剣と見立てようとして嫌になる」シーンもかなり好き。
全ての道はローマに通ず、と言いますが・・・
武蔵は剣と言う物差しで物事を見ることで、自分が剣という枠組みの中に収まってしまうことを嫌っているようです。
何かこれって一般論に対して逆行している感じがありますよね(^^♪
通常の漫画だったら『これ、剣でも会得したあの技術が生かせる----!!』って覚醒しそうなシーンですが、武蔵は何でもかんでも剣を基準に考えるのは視野を狭める!!と考えて敢えて新鮮な気持ちで臨もうとしているのです。
うん、良い・・・!!
まあ、あくまで漫画は漫画ですけどね。
描いてあることをそのまま現実に活かせる訳もありませんが、ヒントにはなる!
たまには農業編を読んでみるのは如何でしょうか(^^)/??