テニスでエースを決めるのはとても爽快だ(^^♪
まぐれでエースが決まるのも楽しいが、狙い通りに相手を動かして最後のショットでエースを決めるのは楽しくってしょうがない。
しかし、エースを決めるだけがテニスの楽しみではないと思います。
『野球の基本は三振とホームラン』とは茂野吾郎の言葉ですが、打たせて取るピッチングだって頭脳と技術が必要だし、とても楽しいと思います。
テニスだって同じこと。
バシバシとエースを決めるだけが能ではないんです(^^)
相手にミスをさせてポイントを取るテニスを考えたい。
(1)初めにエースを狙うのを禁止してみる!
いわゆる縛りプレイというやつですが、僕はプレースタイルの視野を広げるのに非常に役に立つと思っています。
その一環で、『エースを狙うショットを禁止』してみる。
エースを取ろうと思うと、対戦相手を走らせてオープンコートを作ってショットを叩きこむのが基本だと思います。
テニスのストローク戦における王道ですね(^^♪
しかしあえてそれを封印して、かつ試合の勝利を目指してみる。
その縛り状態でポイントを重ねるには『相手にミスをさせる』しかない。
どうやってミスをさせるのか?
それは対戦相手にもよりますが・・・
・打球のスピードやショットの軌道、スピンの球種に緩急をつける
・相手を前後左右に走らせる
・不得手なショットを打たせる
・守備力でプレッシャーをかけながらあえてチャンスボールを打たせる
状況に応じて多種多様な選択肢があると思います。
手練手管を尽くして狙い通りに相手をミスらせることが出来れば最高です。
エースを取るだけに比べれば非常に多くの楽しみ方があると思います(^^)
これぞまさに"打たせて取るテニス"だと思います!
(2)反対に必ずエースを狙うという縛りプレイ
やってみると、これがどれだけ難しいかというのが分かると思います。
エースを狙うのって準備がいるんだな、と痛感しますよね(-_-;)
打たせて取るテニスの上達は必ずエースを取る技術も養われます。
最終的に勝利を目指すのであれば、ポイントを取る方法は多ければ多いほど良いに決まっています(笑)
エースを取る技術はもちろん、打たせて取る技術も必要なら、ただひたすらに耐えるだけの戦術が有効な場合だってありますよね。
打たせて取るテニスというのは必ず技術・観察力・思考力が求められますので、それらが磨かれてくればエースを取るまでの手順だって格段に上達するはずです。
(3)打たせて取るテニスには単体のメリットもある!
練習法としての打たせて取るテニスを案内しましたが、試合中にこの戦術をとるメリットも勿論あります。
・エースを狙うよりもリスクが抑えられる
・かつ、相手にリスクを負わせることが出来る
・調子が悪い時にどこまで今の自分に出来るかの線引きになる
・エースを狙うテニスへのギアチェンジに転じやすい
個人的には上から二つが非常に大きいと思います。
試合の序盤からトップなテンションで入れる人は少ないと思いますが、置きに来た相手に対してミスを連発させることに成功すれば、高確率でその対戦相手は再浮上してこないです。
仮にトップなテンションで戦ってくる相手がいたとして、こちらもそれに対抗して攻めるのもナンセンスです。
付き合って自滅をするよりかは、じっくりと時間をかけて攻略していけば良いです。
どんなに強い相手でも一撃で負けてしまうことはテニスにはありません(笑)
逆にずっと調子が良いプレイヤーも珍しく、打たせて取るテニスで相手から不調を引き出すことに成功したら、そこから攻めれば良いですから(^^)
当たり前の考え方ではあるのですが、僕も学生の頃はかっこよくエースを決める練習ばかりしていましたから・・・
よく自滅負けを経験しました(´;ω;`)
反対に、打たせて取る意識を持つことで自滅することは減りましたし、調子のブレがなくなり安定するようになったと思います。
それについてはプレイスタイルを守備的に移行したことも影響してると思いますけどね(笑)
昔はとにかくストロークで主導権を取ってエースを狙うことしかしてなかったからなぁ(^^;)
・・・控えめに言って頭が悪いですよね(笑)
ただ、『エースにこだわり病』って、陥りがちなミスであるとも思います。
もし該当する方がいらっしゃいましたら、一度プレイスタイルを考え直しても良いと思います(^^♪