※この記事はネタバレを含みます※
ポケモン剣盾にて遂にチャンピオンになりました・・・!
チャンピオン戦は間違いなくストーリー上で一番苦戦しましたね(^^;)
(一撃で倒せたキョダイマックス戦を除く)
ワイルドエリアの冒険感とグラフィックの進化とかを考えると、かなり良作のポケモンだったと思います(^^♪
それはさておき。
ストーリーは中々に薄っぺらい・・・
というか割と真面目に意味不明な展開だと感じました(-_-;)
キングダムハーツ3と同程度くらいでしょうか。
期待からの振れ幅で比較するなら、ハードルが低かったポケモン剣盾の方がマシか。
多分本来はもっと魅力的なシナリオだったんだと思います!
恐らく開発期間が足りずに端折ったのではないかな、と予想。
マイチェンが出されるならシナリオについても補完されそうですが、とりあえず現在の情報だけで僕なりに肉付けしてみました。
これならそれっぽいストーリーになっているんじゃないかな?
【ポケモン剣盾のストーリー考察】
ガラルにエネルギー革命を起こし、その恩恵をもたらしたローズ委員長。
その功績は誰もが認める所だが、当の本人はガラルの未来にエネルギー枯渇問題という大きすぎる課題を生み出してしまったことに苦慮していた。
現在の発展をもたらしたローズは1000年先のガラルを守るために、新たなプロジェクトを始動することを決める!
それがムゲンダイナによる安定的なエネルギーの供給だった。
とはいえ多忙なローズ自身がねがいぼしを集めるのは常識的に考えて不可能だった。
未来の担い手としてビートという少年を見出してローズは協力関係を築いた。
その甲斐もあって計画は順調に進んでいる、かに見えた。
誰にとっても予想外なことに、委員長からの信頼のみにアイデンティティを見出していたビートが臨界点に達してしまう。
何とねがいぼしの採掘のために、歴史ある遺跡を破壊してしまうという暴挙に出る。
全てはガラルのため・・・ローズにとっても文化を誇る遺跡の破壊はショックだった。
そして未来ある少年であるビートを狂わせてしまったことに対しても、強く心を痛めていた。
少年を罰するほかなかったが、ローズ自身もまた強い自責の念に駆られていた。
それでもガラルの未来のためにムゲンダイナを活用する計画を止めるわけにもいかず、放心状態のまま実験を継続してしまった。
そこにローズの隙が生じた。
予想を超えてエネルギーを発するムゲンダイナを制御することに失敗してしまったのだ。
幸い近くにいたソニアやダンデも協力もあり大事に至らなかったが、このミスの影響は決して小さくなかった。
そう。そこにソニアが居合わせたことが最大の不運だったのだ。
それから時を経てソニアは剣と盾とブラックナイトの秘密を解き明かしていく。
そして遂に、"伝説"と"ローズの事件"がソニアの脳内で紐づけられてしまう日が来た。
伝説のことを知りたいのなら、その状況を再現すれば良いのでは・・・?
ローズのムゲンダイナ計画を暴走させれば剣と盾の英雄が再来するのでは?
初めはただの好奇心だった。本当にただの好奇心に過ぎなかった。
ブラックナイトの悲劇を蘇らせるなんて、思いついたとしても実行するわけがない。
そのはずだった。ソニアに実行するつもりは欠片もなかった。
しかしマグノリア博士は違っていた!
野望も枯れてダイマックスの研究を引き継ぐ者を求めていた所だが、ムゲンダイナによるブラックナイトが実現されれば自身の代で研究を完結させられるかもしれない。
そうでなくとも、ガラル中でダイマックスが暴走すれば研究が飛躍的に進歩する望みがある。
マグノリア博士の枯れた野望が狂気に満たされ潤っていき、遂にはソニアを唆した。
ローズのムゲンダイナ計画を奪え、・・・と。
ソニアの中で芽生えていた好奇心と悪意がローズを襲う。
更に狡猾なことにマグノリア博士はムゲンダイナに対して勝機があった。
それがマスターボール。活用すれば自衛にも難が無かっただろう。
二つの悪意に曝されたローズには為す術が無かった。
ローズの意思にかかわらず、この世にムゲンダイナが存在する限り二人の手にかかればブラックナイトは実現されてしまう。
何せソニアには一度現場を押さえられている。
そして目的は違えど、ローズにとってもムゲンダイナは必要不可欠な存在である。
ブラックナイト・・・ガラルにとっての爆弾は爆発を避けられない状況だった。
ましてやマグノリア博士の年齢を考えれば、二人の計画はいつ強行されてもおかしくない。
不可避な爆発、再来するガラルの悲劇。ガラルを想うローズを容赦なく苦しめた。
しかし、ローズは遂に逆転の策に思い至る。
ブラックナイトの悲劇が不可避なら、自ら爆発させてしまえば良いのだ。
そう、被害を最小限に抑えられるタイミングで、ローズ自身がムゲンダイナを暴走させてしまえば良い!!
そのタイミングはいつだ・・・?
ガラルの強者が万全の状態で臨む、チャンピオンリーグ決勝戦の日があるじゃないか!!
ガラルを守るためなら背に腹は代えられない。その日に強行するしかない!!
しかしローズは徹しきれなかった。
ガラルを想い、人を想う彼には拭えない甘さがあった。
ムゲンダイナを抑え込むにはチャンピオンの協力が不可欠だが、ダンデに幼馴染ソニアの悪事を伝えられなかった。
だから自分が全ての業を背負うことにした。
そして予定通りにローズは自身の手でムゲンダイナを暴走させ、ダンデの手によって捕らえさせる計画に至った訳である。
ホップと主人公をムゲンダイナから遠ざけて、地下にいる自分の元に留めるよう努めたのは、ローズからダンデへのせめてもの義理だろう。
(主人公だけはダンデが失敗した時のための保険だったのかもしれない。
範囲攻撃で二人が一度に敗北するとガラルが本格的にヤバい。)
結果、主人公とホップ、ザシアンとザマゼンタ、そしてダンデの活躍があってブラックナイトは去った。
ムゲンダイナも主人公によって捕らえられた。
結果として、ローズとソニアは共に思惑通りの結末を迎えることが出来たと言えるだろう。
しかし一連の騒動に対して責任を執らなくてはならない。
たとえソニアが行動に至らなかったとしても、いずれはローズ自身が事件を引き起こしてしまっていただろう。
ローズは自身の計画の浅はかさを思い知り、そして自首することを決意した。
そしてマグノリア博士。
ローズとソニアとは異なり、彼女は野望に対して何のリターンも得られていない。
・・・が、しかし。彼女の計画は潰えていない。
その証拠に彼女はマスターボールを主人公に託している。
マスターボールに込められたメッセージはこうに違いない。
『マスターボールを使わざるを得ない程の苦境に向かって冒険を続けろ。
いつかムゲンダイナの力が暴走せざるを得ない状況が訪れる時まで。』
以上、ポケットモンスター剣盾の考察でした(^^♪