※この記事はネタバレを含みます※
進撃の巨人123話は過去の話からスタート。
マーレ編が始まる少し前の話。
エレン達パラディ勢がマーレに視察のために上陸した頃の話でした。
異文化にときめくパラディ一同ですが、対してエレンは常に浮かない表情でした。
パラディ勢は基本的にマーレと和解することを目的としていますが、未来視しているエレンはその後に起きる虐殺を予感しているだけに素直に喜べなかったのかもしれなせいですね・・・(-_-;)
そしてパラディ勢が和解の足掛かりとして期待していた大陸側にいるエルディア人支援組織ですが、彼らは何とパラディ島をスケープゴートにして大陸内での地位向上を図る集団でした。
・・・つまり、島の外は敵しかいないという厳しい現実を突き付けられたのでした。
大陸側の人間は誰もパラディ島民と和解など望んでいない。
かと言って豊富な地下資源もみすみす見逃せないし、そもそも危険な連中だし、
『パラディ島は滅ぼすしかない』
と考えている人間ばかりなのであった。和解など不可能と言って差し支えない。
だからこそ、かつてのフリッツ王は島に引きこもって静かに滅びゆくことを決意したのですね・・・。
じゃあエレンはどうするのかというと?
『パラディ島以外を滅ぼすしかない』
という決断に至るのだった・・・。そして現在に至る。
そう、エレンの本当の目的は、パラディ島以外を滅ぼすことでパラディ島にいる同士を守ろう、ということでした。
パラディ勢は地鳴らし使って大陸側にプレッシャーを放ち、和解のための時間稼ぎをするつもりでしたが、エレンは地鳴らしを脅迫用の道具で終わらせるつもりは無かったのです。
自分達一族と世界人類を秤にかけて、自分達一族を選択したわけです。
とてつもない覚悟を伴う地獄の道であることは間違いないですね(-_-;)
実際、そうでもしないとパラディ島は遠からず滅ぼされていましたから・・・。
当然、全世界からエレンは非難される存在でしょうが、それを実行するに至るまでに仲間想いであり、そして生来の進撃スピリッツなのでしょうね。
そして道を通じてユミルの民に『今から敵を皆殺しにする』と宣言。
・・・果たして、どうなるのでしょうか。
普通に考えれば、地鳴らしが完全体で発動した以上、エレンの計画はほぼ間違いなく成功すると思います。
エレンを止めるとパラディ勢は完全に終わりでしょうから止めることは出来ないし、多分止めるに足る力を持っている勢力は世界のどこにもないし、パラディ島以外は滅ぶ以外に道が無いですね。
計画の支障になる要因があるとしたら、巨人の力は無限ではないでしょうから、地鳴らしを完遂するまで力が持つのかな?くらいでしょうか。
あとはユミル様がどこまで力を貸してくれるのか?もポイントかもしれん。
エレンが、というよりは世界が選択した世界なのかもしれないですね。
なるべくしてこうなった、と思います・・・。
さて、次回からはどういう展開になるのでしょうか??
世界を滅ぼして物語の幕が閉じるのか、それともここから一波乱あるのか??
久々に元気なサシャとリヴァイ兵長が見れて良かったな、と思います(^^;)