※この記事はネタバレを含みます※
【前回までのあらすじ】
明るみになったのはエレンの持つ進撃の巨人の能力と、エレン生来の自由を追い求める生き様!
遂にジークはエレンの再教育を一旦諦め、悲願である『エルディア人の安楽化計画』を始動させようとするが、果たしてエレンは・・・!!
【122話の予想】※これは本編に無関係の予想です※
舞台は地上に戻り、こと切れたエレンを他所に周辺の戦火は苛烈さを増す。
無垢の巨人が猛威を振るう壁内、力尽き始める知性巨人達。
エレンの末路など知らないアルミンとミカサ。
各々が絶望的な状況で奮闘する中、その場にいる全員に強烈な違和感が走る!
王家の巨人がもたらす力の痕跡・・・記憶の改ざん。
そしてミカサの体から急激に力が抜ける。アッカーマンの力の消失。
巨人たちも元の姿に戻っていく。
古から続く巨人の力が消失してしまった。
そしてエルディア人以外も含めて巨人の記憶が薄れていく。
壁の中の大型巨人たちも霧散し、空洞になった壁が崩れ落ちる。
結果、世界から巨人の痕跡を消え失せて平和が訪れた・・・
かに思えた。
巨人の力はまだ残っている。
座標にてせめぎ合う二人の兄弟に力が残されている。
巨人の力は不要なのか、それとも必要なのか。
ラストバトルが遂に幕開く!!
【本物の122話の感想】
始祖ユミルはとある国家の奴隷だった。
人間としての尊厳は与えられず、ただ無意味に命を奪われかけていたが、その身に巨人の力を宿すに至った。
結果、ユミルは巨人の力を有する奴隷として生きた。
王のために土地を耕し、王のために戦い人の命を奪い、王のために子孫をその身に宿され、そしてその力の継承のために娘たちに自身を食された。
食すことで遺伝される巨人の力。継承は繰り返され、ユミルの民は栄えていく。
・・・その間、始祖であるユミルは意思なき奴隷として、王家の血の求めるままに座標にて働かされた。
2000年後、自分のメッセージを受け取る人間が目の前に現れた。
エレンはユミルに一方的に力を求めることはしない。
力を貸してほしいという願いを伝えて、後はユミルに選択することを望むだけだ。
永遠に奴隷として働くか、それともこの世を終わらせるか・・・?
そして現実世界に大きな変化が生じる。
壁が大きく割けて大型巨人がその身を露わにする。
遂に地鳴らしが発動してしまったのだ。
そしてエレンの身にも、巨人化の兆しが表れる。
世界の行方は如何に!?
【感想と考察】
始祖ユミルは本当に土を耕し橋を作り人々に恩恵をもたらしたんですね!
そして民族浄化というか人類の殺害も幾度となく繰り返していた、と。
ただし王の奴隷として、ですけど・・・(^^;)
力を得たからといって自由になる訳ではなく、あくまでも奴隷でしかなったというのが悲しいですね。
巨人の力を得た民族は力を以てして欲しいままに暴れていたと思っていましたので、非常に意外な展開でした。
しかも散々と始祖ユミルをこき使った挙句に娘たちに喰わせるという非道っぷり。
結局、巨人の力が悪だった訳ではなく、それを私欲に利用する人間が正真正銘の悪魔だったという訳です。
その後も逆転勝利したマーレは巨人の力を使用して他の国を弾圧してきたわけですから、エルディア人とやっていることは全く同じわけですね。
人と人の争いに巻き込まれた挙句に差別に追いやられた民族、それがユミルの民。
そして虐げられ続ける始祖ユミル。
その声なき声を受け取ったのがエレン。
人間の欲望に従わされ続けるユミルを解放するために戦う男である。
『お前は神でも奴隷でもない。ただの人間だ。』
『2000年前から誰かを待っていたんじゃないのか?』
エレンは何が何でも始祖ユミルを解放してあげたかった。
そのために悪行の限りを尽くしてきたのかもしれない。
始祖ユミルの自由のために戦い続けるエレンの選ぶ未来はどっち!?
・・・ってな内容でしたね。考察とかは特に無いかな(笑)
あらゆる伏線を一気に回収してくれました!
もう物語がどうなっても、私達はエレンを非難できないでしょう。