吉本問題。
本来の問題はどこ吹く風か?
現在は専ら『吉本興業の派閥争い』に問題が発展していますね。
世論はすっかり上層部は責任をとって辞めるべきムードだ。
しかし今回の争点は吉本興業の経営体制に対して多くの芸人が不満を抱えていたという問題だと思う。
松本さんの同士で固めている現在の経営体制に不満を持つ若手は少なくない訳だ。
(もちろん、実態は私には分かりかねますが・・・)
だから、上層部は責任を取って辞めろ!!という声が大きくなっている。
しかしこれはあまりにも安直な考えではなかろうか?
今回の件で上層部の首を挿げ替えた所で何の意味も無い。
だって次に控える候補者だって松本ファミリーに違いないだろうから。
若手芸人の不満は一時的に解消されるかもしれないが、いつの間にか元の状況に戻ってしまっていることに気づき嘆くことになるでしょう・・・。
それに今回の件で矢面に立っていない連中が上層部になったところで、世間のバッシングを浴びていない訳で反省の精神なんて持てる訳もない。
だったら、今の批判をバリバリに受けている上層部をこのまま頑張らせて、辛苦を味わった経験を糧に徐々にでも現状改善に努めさせた方が組織としての改善にも繋がると思う。
トップの首を挿げ替えるなんてパフォーマンス、関係の無い大衆を喜ばせるだけに終わってしまうのがオチなのだ。
大衆はただ『偉い人が責任を取ってクビになる』という劇を観たいだけなのだ。
・・・と、僕は思います。
今の体制のまま吉本が走り続けるということは、吉本興業という組織が苦渋を糧に変わろうとしている姿勢だと取っても良いと思います。
だって、このままの経営陣で続けることって結構な覚悟が要りますよ(笑)?
何も環境を変化させずに続けていたら簡単に暴露されて潰されると思いますし。
逆に安易にトップを入れ替えてしまったら、『大して状況は変わっていないけど、やることはやったしなぁ』となあなあのままに流されてしまうんじゃないかなぁ??
今の居心地の悪い針の筵な状況で踏ん張ることを僕は応援しています!!