個々人の性格にもよると思いますが、僕はとっての仕事の快感とは
困難に思えた仕事を簡単に片付けた時のあの感覚だ。
難しそうでしょうがない仕事を紐解いていき、せっせと単純化を進める。
途方もないゴールへの道筋を呻きをあげながら思い描いていく。
『これとあれが出来ればその条件が満たされるから
あんなことにも手を出せるようになり、並行して例の件も進めて…』
そんな単純化を進める時に役立つのが経験。
過去に歩いてきた道がふと思い浮かび、
それらを組み合わせることで新たな道を作り出すこの瞬間。
この瞬間にこそ経験は最大限に活かされ、僕に快感をもたらしてくれる
訳が分からなかったはずなのに、いつの間にか自分の知る事柄だけで
構成されている。あの暗闇はいつの間にかクリアに照らされてしまっているのだ。
困難ゲーが楽勝ゲーに見えた時、仕事が愛おしいものにも見えてくる。
一度道が見えてしまえば、あとは栄光の味を噛みしめるための物語に過ぎない。
・・・であるからこそ、これから訪れるであろう難解なタスクも
きっとやりがいのあるものに感じられるのだろう。
経験を積めば積むほど仕事が楽しいものになると信じて、
今日も今日とて、明日には明日の、労働を捧げるとしよう。